Vol.73制作印刷キーワード: CIP3 CIP4 JDF

CIP3、CIP4、JDFファイルの印刷ワークフロー

最近よく耳にする印刷用語、CIP3、CIP4、JDFファイルって何?

CIP3、CIP4、JDFファイル。この3つの言葉は、これからの印刷ワークフローを語るうえでは欠かせない用語です。
そこで、今後数回にわたって、微妙に絡み合う3つの言葉についてご紹介していきます。

CIP4の説明はこちら→「次の印刷ワークフロー、CIP4へ。
JDFの説明はこちら→「JDFで、印刷ワークフローの効率化を。

まずは、CIP3(International Cooperation for Integration of Prepress,Press and Postpress)。

これは現在、一般的に使われている印刷技術と言って良いでしょう。
1990年初頭にハイデルベルグ社ほか15社が提唱したワークフローの規格で、国際的な業界標準化活動を示します。

プリプレス、プレス(印刷)、ポストプレス(後工程)で共通の標準フォーマット(PPF:Print Production Format)を用いることで、工程を統合しようとするのがCIP3の考え方です。

プリプレスで作成されたデジタル情報を用いて、印刷の色制御、断裁、折り、製本の工程制御を行うのが最終的な目標ですが、現状ではプレビューデータを利用して、印刷機のインキ量(プリセット)をコントロールする機能を実現するものとして利用されています。

CIP3では、RIP後に絵柄の低解像度(プレビュー)データやトンボ情報など、印刷準備に必要な情報をPPFに書き込むため、手動でセットアップする必要がありません。

アナログの手法に頼っていた印刷のセットアップをデジタルで制御し、さらにPPFに書き込まれた情報を取得してポストプレスまでも自動化。
CIP3は工業製品として成り立つ安定した品質の実現を省力化する技術です。

○CIP3の仕組み

CIP3の仕組み

次号ではCIP4、そしてJDFファイルもご紹介していきます。

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