Vol.75制作印刷キーワード: CIP3 CIP4 JDF

JDFで、印刷ワークフローの効率化を。

営業、経理から印刷の現場まで。あらゆる工程の統合を可能にするJDF。

CIP3では、印刷工程の統合にPPFを使います。しかしCIP4では、より広範囲の情報を扱えるJDFを採用。
それではJDFとは、どのような特長を持っているのでしょうか。今回はJDFについてご紹介します。

CIP3の説明はこちら→「CIP3、CIP4、JDFファイルの印刷ワークフロー
CIP4の説明はこちら→「次の印刷ワークフロー、CIP4へ。

CIP4を実現するためのデータフォーマット、それがJDF(Job Definition Format)です。

書式はXMLベースで、印刷物制作に関わるあらゆる工程の指示ができ、デザイン作業から配送まで業務の一元管理が可能。
書き方を統一したデジタルの指示書ということになります。

例えば、製版工程では同ファイルの指示に従って刷版を完成させます。印刷工程においても、同様に指示を読み取り、印刷・断裁・折り・加工を各種機器が自動で実施。JDFを使用することで、印刷工程における省力化と品質の安定が容易に行えます。

さて、ここまでは各種システム機器の自動化が目的でしたが、JDFにはもうひとつ大きなメリットがあります。

それは顧客管理や見積り作成、コスト計算といった事務・管理部門のシステムと、印刷関連機器との情報共有です。

つまりJDFを利用することで、企業の基幹システムと印刷ワークフローを連携することができるのです。
今後、あらゆる情報ソースがJDFによって統合されていく可能性があります。

とはいえ、JDFの恩恵を受けるには、基幹システムや生産機器など、あらゆるもののデジタル化が必要です。

まだCIP4をはじめとしたJDFの本格的な普及にはいたっていませんが、ソフトウェア、機器ともにさまざまなメーカーで開発が盛んに進められています。

CIP4とJDF。近い将来、印刷における情報交換の鍵として、欠かせないものになるでしょう。

JDFを利用したワークフロー

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