Vol.125印刷キーワード:湿度 温度

紙と印刷。カサカサ、ジメジメが苦手です。

湿度、温度の徹底管理。高品質への、大切な仕組みです。

四季のある日本。季節の変化は、日本人であることの喜びを、改めて教えてくれます。

一方、気候が変わるだけでなく、気温や湿度も大きく変化します。

私たちの快適な暮らしを左右する温度と湿度。印刷や紙にも、実は大きな影響があります。

紙と印刷。カサカサ、ジメジメが苦手です。

湿度の高低は、印刷用紙に影響します。

湿度が低くなると、用紙に静電気が発生しやすくなります。すると、印刷機に投入した際に用紙の曲がりが出やすくなり、見当精度の悪化につながります。またブランケット(インキを用紙に転写するゴムの胴)から紙がはがれにくくなって、紙むけなどのトラブルの原因ともなります。もちろん、紙としての風合いも損なわれます。

一方、湿度が高くなると、用紙の繊維に水分が入り込むことで繊維が伸びます。すると紙の表面に波打ちが起き、見当精度の悪化。さらにシワの発生や網点のダブり、乾燥遅れなどのトラブルを引き起こすことになります。

そこでセザックスでは、60±5%の範囲内で湿度の一定化を図っています。

PDCA

度の高低は、印刷品質に影響します。

温度が低くなると、インキの粘度が強くなり、流動性が悪くなります。するとブランケットにインキが残ってしまったり、インキが正しく用紙に付着しなくなったりします。

逆に温度が高くなると、インキの粘度が弱くなって流動性が増します。これが限度を超えると、用紙に転写される網点が太ってしまい、色調の再現性が悪くなります。さらに、用紙面が余分なインキで汚れやすくなるトラブルをもたらします。またインキの粘度が印刷中に変化すると、印刷物の刷り始めと刷り終わりで、色調に濃淡差が発生してしまうケースもあります。

それらを防止するために、セザックスでは印刷工場の室温を、常に22度から25度に管理。印刷機のインキローラーの芯に冷水を循環させ、機械回転による温度上昇を防ぎ、インキの粘度を一定に保つローラー冷却装置も全機に装備しています。

PDCA

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