Vol.86印刷キーワード: マットコート紙 印刷用紙

マット系の塗工紙について

しっとりと落ち着きのある表情。光沢を抑えた塗工紙、マット。

塗工紙とは、紙の表面に塗料を塗布。カレンダーと呼ばれるロール形状の機械を使って圧力をかけ、紙の表面をなめらかにして作る紙のことです。
ただ一概に塗工紙と言っても、その種類はさまざま。そこで今回は、マット系の塗工紙をご紹介します。

「塗工紙」と聞くと「ツルツルした紙」を想像される方もいるかもしれません。

確かに、美感や平滑さを高める目的で、紙の表面に塗料を塗る場合もあります。

逆に光沢を出さないために、つや消しの塗料を施したマット系という紙もあるのです。

マットと言うと、一般的にはマットコート紙のことを指します。

この紙は、塗工剤を使用しているものの、磨きをかける処理を行わなかったり、あるいはマットカレンダーと呼ばれる加工処理を施し、紙表面のつやを抑制。しっとりとした質感と落ち着いた白色が特徴の用紙です。

インクのり・発色の良さを保ちつつ、光沢が少ない分、文字が読みやすい。そして長時間見ていても目が疲れづらいことから、主に写真集や高級書籍、パンフレットなどに使用されます。
またポストカードなど、印刷後に鉛筆やボールペンで文字を書くことが考えられる場合にも、このマットコート紙はおすすめです。

さまざまな特徴を持つマットコート紙ですが、注意点のひとつとして、印刷の乾きにくさがあります。

印刷後、2日程度乾燥させても、印刷部分を白い紙に擦りつけると、インキが付着してしまうケースがあるのです。
裏写りを防ぐためにも、全面写真やベタ面を多用するデザインなど、インキを多量に使う表現は、避けた方が良いでしょう。

マット系の用紙

・ニューエイジ
・ニューエイジW
・OKロイヤルコート
・OKコートRマット
・ユトリロマットコート
・シルバーダイヤS
・ミューマット
・ニューVマット
・ユーライト
  など

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