Vol.178


キーワード: マニュアル HTML 動画

マニュアル オブ ザ イヤーとは?
日本一のマニュアル?

世の中にはさまざまな「○○ オブ ザ イヤー」が存在しています。
ここでは、恐らく一般にはあまり知られていない「マニュアル オブ ザ イヤー」について紹介します。

マニュアルも、かつて一般的であった紙の冊子だけでなく、パソコンやスマートフォンで見るHTMLマニュアルや
動画マニュアルが主流になってきています。
また、ITの進化とともに、CGなどさまざまな形で提供されるようになりました。
そんな多くの種類のマニュアルから、わかりやすさ、読みやすさ、などさまざまな観点から審査して、
その年の日本一のマニュアルを選考します。

マニュアル オブ ザ イヤーを頂点として、優秀賞、特別賞、奨励賞なども選考されます。

マニュアル オブ ザ イヤーとは?
マニュアル オブ ザ イヤーとは?

マニュアルも、かつて一般的であった紙の冊子だけでなく、パソコンやスマートフォンで見るHTMLマニュアルや
動画マニュアルが主流になってきています。
また、ITの進化とともに、CGなどさまざまな形で提供されるようになりました。
そんな多くの種類のマニュアルから、わかりやすさ、読みやすさ、などさまざまな観点から審査して、
その年の日本一のマニュアルを選考します。

マニュアル オブ ザ イヤーを頂点として、優秀賞、特別賞、奨励賞なども選考されます。

■主催


一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会 (Japan Technical Communicators Association)
製品やサービスの使用説明を扱う専門家の団体です。
テクニカルコミュニケーションのシンポジウムや技術検定試験なども行なっています。

■応募総数


年によって異なりますが、30~50程度のマニュアルが応募されます。
一般販売されている製品のマニュアルのほか、産業用のマニュアルも応募されています。

■審査方法


一次審査、二次審査、三次審査および最終審査まで行われます。

一次審査

ジャパンマニュアルアワード委員会が独自に制作した評価基準(使用説明の国際規格による評価基準を元にしたもの)によって採点されます。
この評価基準を使うことで、逆に公正な評価が難しくなる場合は、より柔軟性のある評価表を使用するとされています。



二次審査

審査委員全員が全作品の相対評価を行ないます。(コロナ禍で全員揃わず上位作品を相対評価する場合もあります)



三次審査・最終審査

各部門の上位マニュアルを、有識者による選考委員で審査します。
最終審査で 選ばれるマニュアル オブ ザ イヤーはノミネートされた作品のプレゼンを受けて選考委員が検討し、発表されます。


過去の受賞作品では、以下のような評価がされています。
・目的に合わせた分冊構成が分かりやすく、読みやすい
・シート状のマニュアルは表裏の情報をわかりやすく分けて、必要な説明だけを参照しやすく誘導されている
・動画での説明が、製品の概略を理解しやすく、詳細の機能も確認でき、再生時間も適切である


マニュアル制作の業界では、マニュアル オブ ザ イヤーを受賞したマニュアルがどんなものなのかをベンチマーキングしています。
お互いに切磋琢磨しながら、「ユーザーにどう伝えたらわかりやすいか」を常に研究しています!