Vol.176


キーワード: マニュアル データ編集 原稿

マニュアルのできるまで
製品とともにお届けしています

新しい製品を手にしたとき、マニュアルを読みますか?トラブルが起きたときに必要に迫られて読んだだけでしょうか。
新機能が詳しく知りたくて読む人は…少数派かもしれませんね。
今回はマニュアルができるまでのお話です。

1. 計画する

計画する

2. 作成する

作成する

3. 確認する

確認する

4. カタチにする

カタチにする

1 計画する
■計画-1 話を聞く
「使う人の目につくためにはどうしたらよいか」「わかりやすくて読みたくなる表現にして欲しい」
「少しでも手間がかからない作り方は」お客様がマニュアルに求めるニーズを、さまざまなアプローチで引き出します。

■計画-2 企画する
お客様のニーズに応えるアイディアをマニュアル制作チームで出し合います。
ベテランスタッフの豊富な経験に基づいた提案だけでなく、時代に合わせた若手の新鮮な発想もご提示します。

■計画-3 日程を組む
印刷物は製品の箱に入れられるように、Webサイトは発売と同時に公開できるように、
アプリは製品への組み込みに間に合うように、などマニュアルの形態ごとの納期に合わせてスケジュールを組んでいきます。

■計画-4 構成を考える
作成するマニュアルごとに盛り込む内容を決めます。
はじめから順を追って読むもの、必要なところだけ読んでも大丈夫なもの、など用途に合わせて目次構成も検討します。

計画する

2 作成する
■作成-1 材料を揃える
技術的な内容だけでなく、開発の目的やセールスポイントなどの資料も集めます。
製品の詳細な外観を知るためにCGや図面を入手したり、実物の大きさや動き具合を確かめるため試作品を取材したりもします。

■作成-2 調べる
解説する製品が未完成のうちに、マニュアル制作はスタートします。
専門用語だらけの仕様書を読み解き、シミュレーターで確認するなどして、
従来の製品と比べてどこが変わったか・何ができるようになったかを調べ上げます。
高度な専門知識を備えたライター陣だからこそできる作業です。

■作成-3 原稿を書く
使用する用語の統一や言い回しなどルールを決めて執筆します。
音引きの有無や、漢字とひらがなの使い分けはもちろん、
子ども向けのマニュアルではその年齢までに習った漢字しか使わないなどの配慮も行います。

■作成-4 画像を用意する
製品の外観がわかりやすいように、適切な角度で画像データ(写真・3DCG・イラスト)を作ります。
画面がある場合は、説明内容に合わせたスクリーンショットの撮影もします。
原稿の説明に合わせて、ポイントとなるところを枠線で囲んだり、引き出し線で番号を付けたりもします。

■作成-5 編集する
でき上がった原稿と画像を使って、目指すマニュアルのカタチに合わせてデータ編集を行います。
1つのデータから印刷用とWeb用を同時に出力するワンソース・マルチユースも対応しています。
グローバル展開する製品では、スムーズに翻訳できるような指定をします。

作成する

3 確認する
■確認-1 問い合わせる
資料同士で食い違っている記載や、資料ではわからなかった不明点などの問合せを行います。
ポイントとなりそうなところを念のために問い合わせることもします。

■確認-2 お客様に見てもらう
ひと通りマニュアルのカタチができた段階で、お客様にご確認いただきます。
予定されていた機能が急に削除されることになったりすると、制作チーム内が騒然とします。

■確認-3 見直す
確認結果の修正に見落としが無いか入念にチェックします。
編集前後の差分比較や、表記ゆれがないかなど、専用のシステムを利用したチェックなども行っています。

確認する

4 カタチにする
製品に付属する印刷物、サポートのWebページ、プリインストールアプリなど目指したカタチに整えて、
皆さまの手元へお届けします。

カタチにする
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