Vol.144


キーワード: 合紙 貼合加工

印刷業界でよく聞く言葉「合紙」
パッケージやPOP、ポストカード… 実は貼り合わせた紙でした。
読み方によってまったく違うものを意味する言葉、「合紙」。
「あいし・あいがみ」と読む場合は、印刷紙や製本加工品の間に挟み込む紙を言います。
これは印刷時の裏移り防止や数量の目安として印刷物や
製本加工したものの間に挟む紙や挟むことを言います。
一方、「ごうし」と読む場合は、二枚以上の紙を貼り合わせて1枚に仕上げること。
今回は「ごうし」についてご紹介しましょう。

身近にある商品のパッケージやPOP等に、よく「合紙(ごうし)」(以下合紙と記載)が使われています。
なぜ合紙が必要なのでしょうか。その理由のひとつに厚みがあります。

印刷機で印刷できる用紙の厚みには、機械ごとにそれぞれ制限があります(弊社のカラー片面機で0.06~0.35mm程度。
厚紙専用の印刷機なら0.52~0.75mm程度のコートボールにも印刷できますが、それでも1mm以下)。
そのためパッケージやPOPを制作する際に強度を確保したい、厚みが欲しいという場合は、
印刷した用紙を厚いコートボ一ル等に貼り付ける必要があるのです。
その他、ファンシーペーパー等の特殊な紙を貼り合わせて裏表同じ風合いにするケースにも合紙をします。

合紙の際に用紙を貼り付ける加工のことを「貼合(てんごう)加工」と言い、下地になる方の用紙に糊付けをして紙を貼り合わせ、プレスロールで圧力をかけて接着します。
貼合は厚紙+厚紙、薄紙+厚紙、厚紙+段ボールシート、紙+スチレン(発泡スチロール)ポードなど、いろいろな組み合わせが可能です。
前述のファンシーペーパ一同士の合紙の場合は薄紙+薄紙の組み合わせになるので加工が難しく、間に厚紙を挟んだ三枚合紙にする場合もあります。また、あまり表面に凹凸がある紙は糊のつきが悪いため、合紙には不向きです。

印刷業界でよく聞く言葉「合紙」
印刷業界でよく聞く言葉「合紙」

身近にある商品のパッケージやPOP等に、よく「合紙(ごうし)」(以下合紙と記載)が使われています。
なぜ合紙が必要なのでしょうか。その理由のひとつに厚みがあります。

印刷機で印刷できる用紙の厚みには、機械ごとにそれぞれ制限があります(弊社のカラー片面機で0.06~0.35mm程度。
厚紙専用の印刷機なら0.52~0.75mm程度のコートボールにも印刷できますが、それでも1mm以下)。

そのためパッケージやPOPを制作する際に強度を確保したい、厚みが欲しいという場合は、
印刷した用紙を厚いコートボ一ル等に貼り付ける必要があるのです。

その他、ファンシーペーパー等の特殊な紙を貼り合わせて裏表同じ風合いにするケースにも合紙をします。

合紙の際に用紙を貼り付ける加工のことを「貼合(てんごう)加工」と言い、下地になる方の用紙に糊付けをして紙を貼り合わせ、プレスロールで圧力をかけて接着します。
貼合は厚紙+厚紙、薄紙+厚紙、厚紙+段ボールシート、紙+スチレン(発泡スチロール)ポードなど、いろいろな組み合わせが可能です。
前述のファンシーペーパ一同士の合紙の場合は薄紙+薄紙の組み合わせになるので加工が難しく、間に厚紙を挟んだ三枚合紙にする場合もあります。また、あまり表面に凹凸がある紙は糊のつきが悪いため、合紙には不向きです。

印刷業界でよく聞く言葉「合紙」

貼合加工は原理的には何枚でも合紙できますが、接着する紙の性質をよく見て表側と裏側の糊の塗布量やプレスの圧力を調整しないと反りの原囚となるので注意が必要。

また紙+スチレンポードの場合、用紙はもともと水分を含んでいて湿度によって徴妙に伸縮しますが、スチレンは水を吸わないので反り防止のため両面貼合(紙+スチレンポード+紙)がおすすめです。
同様に合紙する紙の乾燥具合が異なると反りが発生することがあります。

その他、工夫を凝らしたケースとして官製はがきの文面側にきれいな印刷をするため、
わざわざアート紙に印刷した絵柄を、四面連刷はがき(四面付で販売されている官製はがき)に合紙する場合もあります。

合紙した紙を見てみたいという方は、ぜひ当社営業にご相談を。さまざまな用紙サンプルをお持ちします。
セザックスでは「合紙(ごうし)」を使った、POPやパッケージ、什器の企画提案・制作も行っております。
POPやパッケージを作るための制作・印刷のご相談もお待ちしています。



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