Vol.158


キーワード: 輪転 ケーニッヒ エジソン コピー

輪転印刷とは ― Part 1
前号では輪転印刷特有の現象「火ぶくれ」についてご説明しましたが、
今回はその輪転印刷について少し詳しく掘り下げてみたいと思います。
輪転印刷というとトイレットペーパーの親玉のような巻取紙を使ってチラシや新聞を高速、大量に印刷するオフセット輪転印刷を
イメージされると思いますが、実は色々な方式の輪転印刷があります。

そもそもの始まりに19世紀の初頭ドイツのケーニッヒが高速印刷機を開発しました。
このころはまだ円筒に版をつけて用紙に圧接するやり方(輪転方式)ではありませんでしたが、その後19世紀中ごろには
イギリスのホーが円筒に沿った凸版を鋳造し回転する円筒に取り付けて印刷する活版輪転機を実用化しました(凸版印刷)。

また19世紀後半にはイギリスのタイムズ紙が巻取紙方式の活版輪転機を初めて採用し、新聞の高速印刷が始まりました。
日本にも19世紀末には導入され実際の新聞印刷に使われ始めました。
この活版新聞印刷は20世紀にはいっても広く使われ、以前は輪転機というとこの新聞輪転のイメージでした。

輪転印刷とは ― Part 1
輪転印刷とは ― Part 1

そもそもの始まりに19世紀の初頭ドイツのケーニッヒが高速印刷機を開発しました。
このころはまだ円筒に版をつけて用紙に圧接するやり方(輪転方式)ではありませんでしたが、その後19世紀中ごろには
イギリスのホーが円筒に沿った凸版を鋳造し回転する円筒に取り付けて印刷する活版輪転機を実用化しました(凸版印刷)。

また19世紀後半にはイギリスのタイムズ紙が巻取紙方式の活版輪転機を初めて採用し、新聞の高速印刷が始まりました。
日本にも19世紀末には導入され実際の新聞印刷に使われ始めました。
この活版新聞印刷は20世紀にはいっても広く使われ、以前は輪転機というとこの新聞輪転のイメージでした。

活版輪転は強制乾燥をしていませんでしたので、ご年配の方は新聞をこするとインキが手についたことを
憶えておられるかもしれません。
今はラベルシールの印刷などに小型化した活版輪転機が使われています。実は謄写版(孔版印刷)の輪転印刷機もあります。
なんとあのエジソンが発明し、19世紀末には輪転謄写版印刷機がアメリカで商品化され、
版を作るのが活版に比べ容易なことから広く使われました。
現在でもコピーよりランニングコストの安いオフィスデジタル印刷機として使われています。

またグラビア印刷(凹版印刷)も美術作品用の少量印刷物は別として、いわゆるグラビア頁の印刷など
大量の印刷が必要とされる場合は輪転印刷方式を取っています。

最後に一番一般的なのはオフセット輪転印刷です。オフセット輪転で刷られた印刷物は、
皆さんが毎日目にしない日はないと思いますが、次回はこのオフセット輪転印刷についてお伝えします。

輪転印刷とは ― Part 1

―― 様々な輪転機の印刷工程 ――

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