Vol.142


キーワード: 印刷原紙

他にもまだある、印刷原紙。
菊判、四六判以外にもある、さまざまな印刷原紙についてご説明します
印刷いろいろコラム vol.134にて、A系・B系それぞれの仕上がりサイズの印刷物を刷る際には、
A本判、B本判の用紙の他に菊判、四六判の原紙を使うとご紹介しました。
実は原紙はこれだけではありません。今回は、その他の原紙について、名前の由来を含めてご説明していきます。

印刷原紙の菊判についてはご存知の方も多いと思います。
新聞用途として普及し、徐々に他の印刷物にも広がっていった用紙なのですが、
この菊判が使われる前は新聞の印刷には「三三判」が使われていました。
それでは三三判の他、包装紙などによく利用されるハトロン判の名前の由来についてご紹介していきましょう。

他にもまだある、印刷原紙。
他にもまだある、印刷原紙。

印刷原紙の菊判についてはご存知の方も多いと思います。
新聞用途として普及し、徐々に他の印刷物にも広がっていった用紙なのですが、
この菊判が使われる前は新聞の印刷には「三三判」が使われていました。
それでは三三判の他、包装紙などによく利用されるハトロン判の名前の由来についてご紹介していきましょう。

三三判
(697×1,000mm)
もともとは明治時代に、新聞用途としてドイツから700×1,000mmの用紙が輸入されていました。
その後イギリスから類似サイズの697×1,000mmの紙が輸入され、利用されるようになります。
これが和寸法で二尺三寸×三尺三寸。縦横とも端数が三寸であることから、三三判と呼ばれるようになりました。
ハトロン判
(900×1,200mm)
JISによって定められている5種類の原紙のひとつ(他はA本判、B本判、菊判、四六判)。
包装紙や封筒用紙等によく使われる用紙サイズで、ドイツ語のパトローネンパピア(パトロン紙=ハトロン紙)に由来しています。
昔、弾丸の薬莢(やっきょう)を包む目的で作られ、耐久性があるのが特長です。

ここからは厚紙、板紙の原紙をいくつかご紹介します。
板紙系の用紙は型抜き等の後加工を伴うことが多く、加工が容易にできるよう少し大きめです。
化粧箱やパッケージ、絵本、伝票類の裏表紙など、さまざまな用途に応じた多彩なサイズの原紙が用意されています。


三三判
(697×1,000mm)
四六判より少し大きめのサイズの原紙。Largeの頭文字「L」で呼ばれています。
またSmallの頭文字をとったS判(730×820mmまたは740×830mm)もあります。
K判
(640×940mm または 650×950mm)
菊判を少し大きくしたサイズ。菊判の「K」が名前になっています。
その他色々な厚紙・板紙原紙ワイシャツの箱用のワイシャツ判(Y判:610×1,060mm)、カッターシャツ用のカッター判(C判:610×970mm)、ブラウス用のブラウス判(560×950mm)、開襟シャツ用のオープン判(O判:560×640mm)など衣料品の包装箱用や缶詰、食品類の箱に使われる食品判(650×750~870mm)、ワインのケースに使うワイン判(酒判:680×940mm)、玩具判(820×1,110mm)などもあります。

印刷物によく利用される菊判、四六判以外にもさまざまな原紙サイズがあることが、おわかりいただけたと思います。
次号ではレターサイズ、タブロイド判などについてご紹介していく予定です。

「Vol.142 他にもまだある、印刷原紙。」の
PDF版はこちら