Vol.65制作キーワード: JIS 90 JIS 2004

文字が勝手に変身する!?

最新技術がもたらす文字のトラブル。

XPからVistaへ。WindowsのOSが変わりました。これに伴い、採用されていた文字コードも変更されました。
実はこれが、新たな文字のトラブルを引き起こす原因に。今回は文字化けの最新ケースをお伝えします。

(※この記事は作成された当時の文章をそのまま掲載しているため、古い情報も含まれています。)

XPから5年、Windowsに新しいOSが登場しました。
それが、Windows Vistaです。すでに導入された企業、購入された方もいらっしゃると思います。

OSがVistaに進化したことで、さまざまな機能が強化されました。そのひとつが文字数の追加です。
これまでのXPでは、日本工業規格(JIS)が定める「JIS 90」という文字コードに準拠していました。
しかしJISでは、漢字の不足を補うため、2004年にこの規格を改訂。そして誕生したのが「JIS 2004」です。

新規格には4000文字以上の文字コードが追加。
Vistaでは新規格「JIS 2004」が採用されているため、文字表現の幅が広がっています。

Vistaの文字表現力がアップしたとはいえ、すべてのWindowsユーザーがOSを変えるわけではありません。
異なる環境下でデータのやり取りを行えばトラブルが起こる可能性も充分にあります。

たとえば、「JIS 2004」で新たに加わった「倶」などの文字は、XPなどの旧OSでは表示できません。
ですからメールなどのやり取りの際に、文字が判別できないということも考えられます。

さらにクセ者なのが、文字の変身。「JIS 90」と「JIS2004」では、同じ文字コードながら、字の形が違うものがあるのです。その数は122文字もあります。
例としては「葛餅(くずもち)」などの文字で、VistaとXP以前のOSでは形が異なっているのです。

環境の違いにより、文字の形が変わってしまう危険性があるということです。
しかもやっかいなことに、一見、文字の形が似ているので間違いに気づきにくいのです。

OS別の変換書体の一例

文字の形を判断するには、出力紙を添付して頂くのがもっとも有効です。
さらに入力環境の記載があれば、このような文字トラブルの危険は回避できます。

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