Vol.62制作キーワード: OpenType

もっと便利に使いやすく。進歩する文字表現。

フォントフォーマットはOpen Typeへ。

OCF、CID、そしてOpenType。普段、私たちが「フォント」と呼んでいるものの形式には、大きく分けて3つあります。
より良い印刷物をつくるためにも、それぞれの特徴をつかみ、違いを理解しておくことが必要です。

(※この記事は作成された当時の文章をそのまま掲載しているため、古い情報も含まれています。)

もし、世の中にある印刷物の文字の大きさや形が、寸分違わなかったら…。

非常に単調で、読むことがつらく感じるのではないでしょうか。

写植からDTPへ、その過程でフォントは大きく普及しました。その代表的なものが、OCFです。
しかし現在では、OCFをインストールできるマシンの生産が終了。PDFへのエンベッド(埋め込み)もできないということもあり、すでにその役目を終えつつあります。

代わりに主流となっているのが、OCFの後継フォントであるCID、そしてOpenTypeです。

CIDにはエンベッド対応やカーニング(文字詰め)情報の収録など、OCFと比べ数多くの機能が追加されています。
特にNew-CIDは、OCFとの混在も可能です。

一方、OpenTypeの最大の特長は、プリンタフォントを必要としないフォントです。
さらにMacとWindowsのどちらの環境でも同様の表示が行え、OSの違いという垣根を超えることが可能です。

CIDとOpenTypeは技術面だけでなく、デザイン的にも違いがあります。

たとえば、同じ「リュウミン」という名の書体でも、その違いは一目瞭然。同じ名前だからと、CIDとOpenType間で不用意にフォントの置き換えを行うと、文字組の体裁が変わってしまうので注意が必要です。

■モリサワNew-CIDとOpenTypeの違い

モリサワNew-CIDとOpenTypeの違い

表のうえでは、CIDとOpenTypeにそれほど差は感じないかもしれません。ところがOpenTypeは豊富な字体を持ち、構造がシンプル。
そして何より、クロスプラットフォーム対応ということもあり、今後のDTP環境において欠かせない存在となっていくでしょう。

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