Vol.56印刷キーワード: 網点

もう一度、確認。CMYKと網点について。

印刷を語るうえで欠かせない。4つの色と、小さな点。

何事においても、基本は重要。印刷物で言えば、CMYKと網点もそのひとつです。
より良い印刷物を作るため、今回は印刷の基礎知識についてお届けします。

CMYK、この4色でフルカラーを表現

ご存知のように、インキと紙からなる印刷物。
しかし、印刷に使うインキは、絵の具のように多くの色を使うことはありません。

基本は色の三原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)と、ブラック(K)。
この4色で、鮮やかな配色も、キレイな写真も表現できるのです。

CMY+Kで色を再現

人間の目は1000万色以上の色を見分けることができると言われますが、現在の印刷技術は、それ以上の色数を再現することも可能です。
また、基本の4色以外に、特別に作った色(特色)をさらに刷り込むことで、より色の深みや質感、立体感などを際立たせることもできます。

色の三原色とは、シアン、マゼンタ、イエローの3色で、あらゆる色を再現する基本となる3つの色のことです。

色の三原色(減色混合)

この3色を100%で混ぜ合わせるとブラックになりますが、インキの性質上真黒にはなりません。

そこで黒の部分や文字をしっかり表現するため、印刷の際には墨インキが使用されます。

他にも、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)で色を再現する、光の三原色という方法もあり、こちらは主にモニターなどの表示に使用されます。

光の三原色(加色混合)

印刷物は、小さな点の集まり

印刷物の写真や絵をよく見ると、小さな点の集まりであることがわかると思います。

この小さな点は「網点(あみてん)」と呼ばれ、印刷物は、この網点で構成されています。
これは、オフセット印刷では、インキの量を部分的に調節することができないためです。

色の濃いところは大きな点、薄いところは小さな点を配置して、濃淡を表現しています。

印刷物の網点

この方法が発明されたのが1880年代。今では、点をより細かく、密度を上げることで、ルーペで見ても網点が確認できないほど高精細な印刷も可能になりました。

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