Vol.46印刷キーワード: JANコード ITFコード NW-7 CODE39 QRコード

バーコードでより高度な情報管理を。

あまり意識することはない。でも、欠かせない。情報化社会のシンボル。

太さの異なる“線”の組み合わせで、数字や文字を表すバーコード。
誕生より30余年を経て、その価値はますます高まっています。

(※この記事は作成された当時の文章をそのまま掲載しております。)

日頃から目にする機会も多い、バーコード。
スーパーやコンビニのレジでも、おなじみの存在です。

昔はキーを打って精算していましたが、今ではバーコードを読み取るスタイルがすっかり主流になりました。
レジ打ちも“打つ”より“読み取る”方が多くなっているのではないでしょうか。

キーボードに替わる入力手段のひとつとして誕生したバーコード。

1950年代、アメリカではレジ精算の効率化のため、POS(Point of Sale:販売時点情報管理)システムとともに、自動読み取り技術の研究が盛んでした。
その成果のひとつとして、スーパーで扱われるアイテムに関わる業者たちが中心となり、1973年、共通商品コードUPC(Universal Product Code)が作られました。

一方、日本でもバーコードの標準化が研究されており、1978年、共通商品コードとしてJAN(Japanese Article Number)コードが制定されました。
これはヨーロッパのEAN(European Article Number)コードに準じたもので、UPCと互換性のある国際的な共通商品コードなのです。

バーコードは小売業だけにとどまらず、物流、娯楽、行政、病院、教育など、あらゆる分野に活用されています。

それに伴い、JANコード以外にもさまざまな種類が登場。
流通の効率化はもちろん、情報管理の高度化にも役立っています。

たとえば、ITFコード
日本の物流統一コードで、商品の外箱に直接印字したり、ラベルとして貼って使用します。

図書館の貸し出し管理や郵便書留などで使用されているNW-7(CORDABAR)は、細かな印刷精度を要求しないのが特徴です。

またCODE39は、英文字と7種類の特殊記号を使うことが可能。
誤読率が低く、産業分野などで使用されています。

QRコードなど、2次元コードと呼ばれるバーコードもあります。
これらは、通常のバーコードより情報量を多く、表示スペースを小さくすることが可能。
携帯電話で読み取るバーコードとして、徐々に知られる存在となってきました。

バーコードの再現性は印刷方法によっても違いを生じます。

オフセット印刷は、線の太りや細りが少なく、紙箱や包装紙などJANコードの印刷に多く利用されています。

ビニールパッケージなどによく利用されるグラビア印刷も、高い画像再現性を誇ります。

一方段ボール印刷に利用されるフレキソ印刷は、印刷条件によって品質が変化するため、製版時の補正が大切。
そのため、印刷条件の詳細なデータが必要です。

意識しなければ、どれも同じ縞模様に見えるバーコード。

しかし、用途によって使い分けられ、情報化社会において、ますますその価値を高めています。

印刷技術も、優れた読み取り安定度という点で、バーコード普及に貢献しています。

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