Vol.38制作キーワード: XML

XMLが変える、情報の価値と印刷ワークフロー。

より情報の価値を高めるインターネット時代のホープ、XML。

WebやCD、そして印刷物など必要に応じて、いつでも簡単に形にできる。
XMLによる「情報の構造化」は、知的資産の活用に大きなメリットを与えます。

(※この記事は作成された当時の文章をそのまま掲載しております。)

さて皆さん、エックスエムエルってご存知ですか?

「名前くらいなら…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
まだまだ一般的には認知度の低い言葉です。

XMLとは、「eXtensible Markup Language」の略。
その意味は「拡張可能な意味付け言語」と訳されますが、これではいまひとつ分からないと思います。

XMLを理解するために、まず、下記の3つの要素名をご覧ください。

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<会社名>セザックス株式会社</会社名>
<住 所>東京都大田区鵜の木2-9-7</住 所>
<電 話>03(3758)2511</電 話>
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<>で括った部分が、文書の項目を説明するマークになっていることに、お気づきになられたと思います。

XMLとは、このようにマークの付け方の規則を世界的に定めたもののひとつです。

それとこのような「<」「>」といったマーク、他でも見た記憶はありませんか?

そう、ホームページ作成の際に使われるHTMLという言語でも、このマーク(タグと言ったほうが耳通りが良いかもしれません)を使います。

Webの標準言語ともいえるHTMLでは、決められたタグしか使えませんが、XMLでは独自のタグを自由に設定することができるのです。

この点が「拡張可能な~」と呼ばれる理由です。

XMLやHTMLは、「マークアップ・ランゲージ」と呼ばれています。

これは特定のタグを使い、文書を構造物のひとつとして記述し、コンピュータで処理が行えるようにすることを目的としたものです。
その取り組みは、1986年、SGMLという言語から始まります。

しかし、インターネット登場以前であることや仕様が複雑ということもあり、SGMLは普及しませんでした。

継いで1989年、HTMLが登場します。
コンピュータの環境に左右されず、ネットワーク上で文書の連携が可能なHTMLは、急速に普及しますが、その表現力には大きな制約がありました。

そこで1998年、文書を縦横に活用することを目的としたXMLが登場することになります。

XMLは用途に応じたタグを付けることで、データに意味を与えることができます。

つまり、ひとつのデータを、付けるタグによってさまざまな使い方に合わせた形で表示させることが可能だということ。

印刷物でもWebでも同じように表現でき、いつでも容易に検索や変換など行うことができます。
まさに、ワンソース・マルチユースの実現と言えるでしょう。

また、これまでバラバラだった情報を構造化することで、知識を資産として保存・再利用することができ、情報に新たな価値を与えることができるのです。

すでに官公庁ではXMLの利用が広がり、過去の情報をXMLデータへと変換、保存の動きがはじまっています。

印刷業界においても、XMLデータベースから自動的に組版を行い、出力結果をPDFデータでクライアントへ送付したり、特定のXML文書を検索し、あらゆるメディアへ二次利用的に展開するなど、ワークフローに変化をもたらしつつあります。

ネットワーク全盛の今日、XMLはますますその存在価値を高めているのです。

XMLの活用

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