Vol.127制作キーワード:PDF

3Dコンテンツも格納する、最新PDF 事情。

軽いだけじゃない。用途に合わせて選べるPDF。

企業のウェブサイトを訪問すると、必ずといって良いほど配布されているのがPDF。

会社案内やカタログ、IR情報やプレスリリースも、PDFで配布されている現状があるからです。

PCやスマホを使っているユーザーには、もはやインフラと呼んでいいほど普及したファイル形式です。

3Dコンテンツも格納する、最新PDF 事情。

国際規格化されているPDF

PDFとは「Portable Document Format」の頭文字をとったファイル形式です。1990年代初め、アドビシステムズが、文書共有を目的として開発したものでした。

特定の環境に左右されず、すべての環境で同じように文書や画像を閲覧できる特性を持つ、電子文書規格です。これが2008年、国際投票による賛成を経て、国際標準化機構の規格承認を受け、ISO32000-1として標準化されました。

目的別に標準化されたPDF

PDFにはいくつかの規格が存在します。入稿データなどに使用される、印刷用途に標準化された規格はPDF/X、公文書やIR情報など電子文書の長期保存を目的としたPDF/A、エンジニアリングワークフローに標準化されたPDF/Eなどがあります。

なかでも2008年に策定されたPDF/Eは、知的権利の安全な配布のほか、CADなどの3DデータをPDF内に格納することができるようになっています。PDF内に配置された3Dデータは、マウスや画面のドラッグなどで、角度を変えて見ることができます。ハード、ソフト共に、特別な環境になくても3Dで形状が確認でき、新製品の検討やプロモーションに役立てることができます。

PDF/X

印刷用途を目的とした規格です。印刷時のデータ交換をスムーズにするため、通常のPDFで使える機能を一部制限しています。

PDF/A

電子ドキュメントの長期保存を目的とした規格です。主に印刷目的として利用されていたPDFを長期保存用に特化させた規格になります。
PDF/Aは特に欧州を中心に使われており、対応 するソフトウェアも欧州製のものが多くあります。

PDF/E

エンジニアリングワークフローにおける使用を目的とした規格です。知的権利の安全な配布や、CADデータなどの複雑な3次元データをPDFに組み込むことを目的としています。

PDF/UA

ユニバーサルアクセスへの対応を目的とした規格です。視覚等に障害のある人々にも閲覧しやすいように特化させたものです。

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