Vol.111印刷キーワード: 通しノンブル 別ノンブル 隠しノンブル

ルーツは、フランス語でした。

誌面の下や横、上にいることも!?存在感は薄いけど、ないと困る「ノンブル」

読者がページ数を調べるため、また印刷工程においてページの順番を間違えないために

必要なもの、それがノンブルです。今回は、普段意識することは少ないけれど、

重要な役割を担うノンブルについてご紹介します。

ルーツは、フランス語でした。

書籍やカタログなどが手近にあれば、誌面を確認してみてください。下部や本を開く側の余白部分に、ページ数が記載されていると思います。これを印刷出版関係の業界用語で、ノンブルと言います。言葉のルーツは、フランス語で数をあらわすnombre(英語のnumberに相当)に由来。ページの順番を間違いなく並べるためにも、ノンブルは重要な役割を担っています。

一般的には最初のページから順番にページ番号が振られる「通しノンブル(追いページ)」が採用されています。しかし、ボリュームが多い本では、目次や索引を本文とは違うノンブル表記にする、章ごとに別の番号を振るなど、「別ノンブル」形式が用いられることも。特に書籍類では目次や索引、章扉を別ノンブルにして、本文のはじまりを1ページ目とする場合が多いようです。

また通常は、表紙や裏表紙は表1~表4とし、ページ数に含まないのですが、表紙を1ページ目と数えるケースもあります。その他、中扉や奥付、広告など、ノンブルが印刷されていないページも少なくありません。このようにページ数に数えつつ、ノンブルを付けないことを「隠しノンブル」と呼びます。

ノンブルの種類

ノンブルは、あくまでも脇役。あまり主張しすぎず、はっきりと認識できる書体やサイズで表記する必要があります。アラビア数字はもちろん、ギリシャ数字や漢数字などの利用も可能です。また数字だけではなく、「-3-」、「【3】」のように飾りを付けたものもあり、これをひげ付きノンブルと言います。

雑誌やカタログ、マニュアル等を読む時、どこに配置されているのか、どんな書体が使われているのかなど、ノンブルに注目してみるのもおもしろいかもしれません。

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