Vol.106印刷キーワード: 二丁製本

間違いのない製本のために

「二丁製本」、サイズの小さな印刷物に適した製本方法。

印刷物は、どのようなサイズ・カタチでも、お客様のご希望通りに仕上げることができます。

しかし、サイズによってはキレイに製本することが難しいケースも。

その対応策のひとつが、今回ご紹介する二丁製本です。

間違いのない製本のために

書籍やパンフレットが、どのように製本されるのか。普段、あまり意識することはないと思います。

A4 やB5 などの標準的な仕上がりサイズの製本の場合は、印刷された用紙をページ順になるように折りたたみ、重ね合わせ(丁合)、中とじなら針金でとじ、並製製本(無線とじやあじろとじなど)なら表紙を糊づけして三方断裁して完成します。

しかし一般的な製本機械は、標準サイズの印刷物を効率よく生産できるように設計されているので、仕上がりサイズが小さい印刷物には適しません。

具体的には丁合ラインや中とじ/ 並製くるみライン、仕上げ断裁の各工程での製品の搬送、位置決めが不正確になります。特に横本(背の天地の寸法より左右の寸法が大きい本)は、製本ラインが製品の天地方向に流れるために、不安定になってしまいがち。こうしたケースに対応する製本方法が、二丁製本です。

二丁製本

二丁製本とは、天地方向に同じ印刷物を二冊並べ、一冊の大きな本として面付けします。この状態で、丁合やとじ/ 表紙くるみまで行い、最終仕上げの段階で二冊に断裁して完成させます。CDの小冊子やアドレス帳、小サイズのDM などの製本に適している製本方法です。

ただ並製製本では、表紙の背が糊で接着されてから平断裁されるため、よじれが生じ、断裁シワが発生しやすくなります。対策としては、面付け時に断裁ドブを可能な限り広くとること。さらに機械の特性を把握した熟練の技や経験も大変重要です。

二丁製本について、もっと詳しく知りたいという方は、弊社営業までお気軽におたずねください。

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